【講演会のお知らせ】民営化を考える :「公共」の変質にどう立ち向かうか(2022年10月23日)

【講演会】民営化を考える
「公共」の変質にどう立ち向かうか!

講師:尾林芳匡(弁護士)

報告:「京都市事業民営化の実態」 永戸有子 (京都市職員労働組合委員長)
報告:「水道広域化計画と民営化」 水谷 修 (京都府議会議員)

「官から民へ」、「民間でできるものは民間へ」、「民営化すれば効率よくかつ安くできる」。いろんな名前の民営化が行われてきました。しかし、契約書に書かれていた監視員が配置されず水死した児童がいます。給食で集団食中毒が起こっています。契約した公共サービスが提供されない債務不履行が多数発生しています。

民営化は、現場事務の担い手を非正規労働者に置き換え、民間企業が利益を得ることが本質です。コスト削減によって、「公共の質」を落とし、「自治体の専門性・能力」を失わせてきました。民営化の実態を検証する必要があります。

2021 年、会計検査院がはじめて行った国が実施するPFI事業(民間資金等活用事業)についての事後検証では、「従来方式の方が優位な事業があった」「債務不履行が繰り返し発生」「サービス購入型事業で事後検証が行われていなかった」「修繕ができていないため公共施設が十分に利用できない」などを指摘しています。

日時:2022年10月23日(日) 13:30~
会場:ひと・まち交流館 大会議室
   http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html
資料代: 700 円(学生無料)

<講師プロフィール>

尾林芳匡(おばやし・よしまさ):八王子合同法律事務所。過労死弁護団全国連絡会議事務局次長、日本労働弁護団常任幹事。
著書・共著:『新自治体民営化と公共サービスの質』(自治体研究社・2008)、『PFI 神話の崩壊』(共著・自治体研究社・2009)、『水道の民営化・広域化を考える第 3 版』(編著・自治体研究社・2020)、『行政サービスのインソーシング‐「産業化」の日本と「社会正義」のイギリス-』(共著・自治体研究社・2021)

共催:ミュニシパリズム京都、いいまちねっと東山
連絡先 municipalism.kyoto@gmail.com
   maeda-na@fa3.so-net.ne.jp 090-8160-6049(前田)

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